ミドリムシ(ユーグレナ)の可能性とは

ミドリムシは「植物」と「動物」の両方の良い面を備えている生き物です。

 

植物だから「光合成」で栄養を作り、成長していくので太陽光と水、二酸化炭素で育つことができます。また、大気中の約1000倍の高密度の二酸化炭素の中という過酷な環境のもとでも成長していける生存能力の高さも注目されています。

 

そして、光合成を行うということは、酸素を作るということです。この酸素の生産効率がミドリムシはとても優れているので、地球の温暖化対策にとって、有効活用ができるのではないかと非常に期待されています。

 

豊富な栄養素が特徴

 

また、動物と植物の両方の性質を備えるミドリムシは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、なんと59種類もの豊富な栄養素を持っています。

 

人間が生きていくための栄養素のほとんどを含んでいるといっても過言ではないでしょう。ですから、発展途上国などで、栄養不足で飢餓に苦しんでいる人々に向けた食料援助に、大きな助けになると考えられています。

 

このように「いいことずくめ」のミドリムシが、なぜ今注目を浴びているかというと、今まではミドリムシの特徴である「微細性」がネックとなって、商品化されなかったからです。

 

ミドリムシの培養の成功を機に…

 

ミドリムシは、100億匹集めても、乾燥させると10グラム程度の粉末にしかなりませんでした。ですから実用化するためには、気が遠くなるほどの膨大な量のミドリムシが必要だったからです。

 

しかし、2005年日本の企業がミドリムシ大量培養に成功。徐々にすそ野を広げ、サプリメントやミドリムシ入りのメニューを出す飲食店も増えてきました。

 

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